山野草の仮画像リスト

写真は一部、借用してますが、自前で撮影次第、
差し替えますのでそれまで、お許しください。
薬草名 クツクサ(別名ツボクサ、壷草)
写真
コメント クツクサ(別名ツボクサ、壷草)は本州(関東以西)、四国、九州、沖縄まで、平地の路傍や草原などに生える多年草。朝鮮半島、中国、東南アジア、マレーシア、オーストラリア、アフリカ、コーカサス、北米(帰化)に分布する。茎は地面をはうように伸び、節からひげ根を出す。葉は長い葉柄によって、各節から2〜4枚が集合して出る。葉面は腎臓形で基部は深く切れ込み、縁に浅い鋸歯があり、径2〜5cmの大きさ。花は6〜8月、葉腋に2〜3個の小花をつける。短い花柄の先に2〜3個の花がつき、花弁は5枚で上部が淡紅紫色を帯び、短い雄しべ5個があり葯は黒紫色。花柱は2個。果実は直径 約3mmのそう果を結び、平円形で、数本の縦の脈がある。熟する と二つに分かれる。 名前の由来:庭先に生えることからこの名となる。ツボは庭のことで、古くは坪というと、垣根で区切られた庭をさし、坪庭とも呼んだ。このようなところに生える草なので坪草となる。壷草ではない。
中国では積雪草、落得打、崩大碗などと書く。 香りがないツボクサ:『大和本草』(1708年)には「葉円く積雪草に似 て香気なし、茎葉柔なり、蔓草に非ず根よりそう生す、岸のかたわらに多く生ず」と記している。当時、積雪草はカキドオシを指 していたが、これには香りがあり、ツボクサにはないという違いを指摘している。
採取時期と調整法:春〜夏に全草を採取し、水洗い後、日干しに。
成分:わが国以外で、研究が進み、塩化カリ、硫酸カリ、βージトステロール、タンニン、グルコース、クエルセチン、ケンフェロールのほか、多数のトリテルペノイド類を含む。
薬効と用い方: 湿疹に:乾燥した茎葉10gを水400ccで1/2に煎じ、煎液で患部を洗う。 解熱に:乾燥した唇柴1回5gを水400ccで1/2に煎じ、内服(伊澤一男著:薬草カラー図鑑より引用)
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